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「たった一つの真実を見抜く」と言っているのは名探偵コナンだが、最近、コナンの言う通り、真実とはひとつなのじゃないかと思っている。知識創造のSECIプロセスが、経営の場だけでなく、カウンセリングの場でも、地域コミュニティでも、その他のさまざまな場で見えるような気がするのだ。でも、同じゼミの同級生にこのことを言ったらば、「SECIはこの世の中を支配するための原理原則なんだよ」と冗談めかして軽くあしらわれてしまった。ただ、言われてみれば、SECIの原則をなす人と場とコミュニケーションが、この世を支配している真実だと確かに思うのだ。 人は単独では生存できないが故に社会的な動物である。社会を構成してその中で成長していく。人と人との間に場が生まれる。この場で人と人はコミュニケーションを行い、お互いの意思を通じ合わせ情報を交換し、その中から知識が生まれる。これが、全ての人間の活動の基本形で、非常に単純化すれば、人間は生まれてから死ぬまでこの活動しかしていないとも言えるだろう。 これを逆に見れば、人はコミュニケーションを行わないと、社会で人間として存在し難いということになる。難しいことは分からないが、最近話題の大脳生理学の観点から見ても、人の脳は外部から刺激を受けることによって発達し大脳が発達することによりこころも発達していくのだそうだから、コミュニケーションが無ければ、人は人間になり難いと言えるだろう。 ところで、コミュニケーションを取る際に必要なのが、場の感覚だと思う。人と人との間にあるのが場なのだから、当たり前と言えばそうなのだが、場を感じることが必要なのだ。場を感じるためには、自分が場のどのあたりに位置するか、相手はどうなのか、を分かっていなければならない。つまり、空間の感覚だ。加えて、自分とは何者か、相手はどうなのかを知る必要がある。つまり、時間の感覚だ。この、空間と時間の感覚の両方があることで、場はまさに野中教授が定義するところのcontext in motionとなる。 ・・・というようなことを修士論文に書こうと考えているのだが、余りにもビジネススクールっぽくない内容なので、先日、指導教官にご意見を伺ってみた。曰く、「ハウツーばかりでもしょうがないから良いのでは?」というお言葉を頂き、かなり安心した次第。 ということで、名探偵コナン。先日、TV放映していた映画はかなり荒唐無稽だが面白かった。 名探偵コナン (Volume48)
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